てぃーだブログ › きなこひじき備忘録

2024年10月24日

ゆるやかなカウントダウン



夏が終わり、暑さも和らいですっかり秋の雰囲気になりました。10月になり「余命1年」宣告から1年と4ヶ月が過ぎました。ひじきはなんと…元気です!(更新遅くなってしまいました…) まあ元気というのはかなり盛った表現で、寝たきりとかではなく、ご飯を食べてトイレに行って日常生活を送れている…くらいの意味ではあります。腫瘍はもう考えられないくらいの大きさでもはやどこにどうなっているのかもよくわかりません。口からも軟骨状の腫瘍がはみ出しています。(ブログに載せる写真はあまりひどくないのをチョイスしています…)

前回のブログを更新したあとくらいはなぜか元気を取り戻し、ご飯も割と食べていたのですが、それにも関わらず体重が減っていくという状態になりました。体重の減少は続き、9月の頭に4キロあった体重は今週の計測では3.3キロになっていました。
さらに9月末頃からは段々と今まで食べれていたものが食べられなくなり、ご飯の度に何が食べられるか試行錯誤するという状態が今も続いています。





(ランチバイキングみたい)

食べていても体重が減り始めて、さらに食べる量も減っていっているということで、明らかにこれまでとはステージが変わってしまった感はあります。体重が減り続けているという事実は、重いです。それでもお腹を撫でてもらったり、洗面台にジャンプしたり、先日はゴ○をハンティングしたり(超久しぶり!)、まだまだ食べて寝るだけではなく、色んな意思を見せています。

そもそもこの状態でご飯を口から食べて生活しているというのが信じられないことのようで、お医者さん曰く「学会で発表しても誰も信じてくれないはず」だそうです。

本当に身体のことは予測不能なので、こちらで限界を決めず、できるケアを続けていこうと思っています。



(調子がいいときはみんなとご飯を待ちます)


ひろ太


  

Posted by ネコひろ太 at 23:47Comments(0)悪性腫瘍

2024年09月03日

秋の風を



9月になりました。ひじきが余命1年と言われてから1年と3ヶ月になります。
ひじきはなんとかまだご飯を食べれています。なぜか絶好調だった一時期は過ぎ、ここ最近はご飯を残し気味です。この状態が続く(食べる量が減っていく)なら、一度病院で痛み止めなどを注射してもらって、それで回復しなければ、もうそれ以上できる処置はないということをまやろんと再確認しました。その後はご飯が完全に食べれなくなったら看取りへ向かいます。

顔の腫瘍は大きくなりすぎてもはや大きさはチェックしていません。口の中の腫瘍は通常時でも口の隙間から見えるほどになっています。本当によくご飯を食べれているなという状態です。ご飯を食べるどころか、トイレもできるし、お水も飲めます。だいたいクローゼット(ひじき専用ベッドルームにしている)に籠っていますが、たまに窓辺で外の空気に触れながら過ごしています。お腹を撫でてもらうのも毎日やっています。口内の衛生状態はだいぶ悪そうで、毛づくろいする右前足は毛が固まってカピカピになっています(拭いてももはやなかなかきれいにはできない)。右目の眼球の上には目やにが固まって超分厚いコンタクトレンズのように積もっていましたが、最近いつのまにか自力できれいに取っていました。下手に取ってしまうと眼球を損傷するかもしれなかったのですが、幸いなことに大丈夫でした。

もうあまり深くは考えずに毎日過ごしています。夏の終わりが見えてきたので、ひじきに秋の涼しい風を感じてもらうことができたらいいなと思います。

良い報告がしたかったので、今月は少し早めに更新しました(弱気)。。




(これは先月絶好調のときにもずくちゃんがくっついてきたときの様子。もずくちゃんはひじきの体調をちゃんとわかってるので、お姉ちゃんにくっつくのは久しぶり)



ひろ太

  

Posted by ネコひろ太 at 15:04Comments(0)悪性腫瘍

2024年08月16日

日々



落ち着かない日々が続きますが、報告も兼ねて月に一回くらいはブログを更新する予定ではあるんですね。今月も上旬に「ひじきはまだまだ意外と元気」という感じの内容で更新するつもりだったのですが、ご飯を食べない、残す、ようなことが増え、病院に行ってやや回復→また食べない…を何度か繰り返した後、さすがにそろそろ無理かもしれないと、とうとう看取りが視野に入ってきたため、書いていたブログ記事の内容を変更せねばなりませんでした。そう、看取りに入ります…という記事を準備していたところ、なんとここ数日ひじきは絶好調でご飯のときは普通に出てくるし、普通量をきれいに完食するし、動きもまあまあいい感じになっていて、なんだかんだここ一か月で一番元気になっています。不調になるとその都度理由を考え対処してはいるのものの、まあとにもかくにもひじきがすごいんでしょうね。とりあえず看取りに半分足を突っ込みましたが、当面それ以上は進まなくてよさそうです。

元気といっても一番元気だったころの半分くらいでしょうが、日常生活は普通に送れており、今となっては十分です。腫瘍の拡大は続いていてもう口の中とか目の上とかいうレベルでなく顔の右側のいろんなところが出っ張っていて顔の形も変わっています。口を開くとすぐそこに見えるくらいなのですが、奇跡的に食事をとれています。病院の先生も「信じられない」と言ってるくらい。
右目は閉じられなくなって久しく、知らない間に失明していたようです。目がずっと閉じられないと十分眠ることもできないのではと心配していたので、失明してもきちんと日常生活を送れているのであれば、失明の仕方としては悪くないかなと思うのが正直なところです。骨肉腫という病気が凶悪すぎることを考えると贅沢はいえません。表面には目やにやゴミが乾燥して固まっています。瞬膜もだいぶ出ていて、一部黒ずんでいます。固まった目やにが剥がれて出血したりもしましたが、特に痛がっている様子はないのが救いです。

普段は大好きなお腹を撫でてもらうのもしてもらっているし、これまでやらなくなって久しい行動(ご飯をよこせと呼びにくるとか、洗面台で水を飲むとか)もちょこちょこ見られたりして、すごい以外の言葉が見つかりません。

いつかは終わりがくるし、それが今日や明日であっても少しもおかしくないという状態ではあるのですが、完全にそのときがくるまでは、こちらで推測して限界を決めてしまうのはやめようと思いました。もうダメだと思ったことはこれまで何度もあったので、その都度基準は厳しくなっているはずなのですが、その度にひじきはこちらの推測を上回ってくるので、もう完敗した格好です。

来月も良い報告が書けますように。






ひろ太



  

Posted by ネコひろ太 at 12:30Comments(2)悪性腫瘍

2024年07月02日

たろう君コース





7月に入りました。ひじきの骨肉腫が発覚してから約1年と1ヶ月が経過しました。
腫瘍はやはり少しずつ大きくなっているようで、ひじきも以前よりは調子を落としてはいますが、まだご飯をちゃんと食べて過ごせています。最近は少し残したりもするけどね。

猫の骨肉腫について調べているときに、ひじきとほぼ同じような症状のたろう君の記事を見つけました。たろう君は腫瘍の切除もしないで4年も普通に過ごせているとのこと。こんなこともあるんですね。
ひじきも意外と長生きするかもしれない…と薄い期待を持ったのが一か月ほど前。それにしても右目が前に押し出されてまぶたが閉じきらなくなってるので、これをなんとかできないものか、できることはないのかと確認するために、セカンドオピニョンを受けに別の病院へ行ってきました。結果としては骨肉腫の腫瘍を小さくする簡易な方法はないということがわかりました。もちろん切除手術などの大掛かりな方法はありますが、それらはメリットに比べて負担などが大きすぎるため、もう望んでいません(口内だけでなく頭の方にも転移してるし)。とりあえず腫瘍に対してできることはないということが確認できたので、ひとつの区切りにはなりました。これは割と大事なことだと思います。区切りが無いとずっと調べてしまうので。



(これは悪くなる前日くらい…)

ちょうど梅雨明けの日だったと思いますが、ひじきの右目まぶたが赤くなり、見るからに状態が悪くなっていました。ご飯を残すことも増え、元気も明らかになくなりました。とうとうこのときがきてしまったかと、覚悟しました。奇跡はとっくに絞り尽くしてしまっているので、食事に影響が出始めたらもうここからの挽回はありません。
しかし病院に行って抗生剤を注射し、目薬を差すようになってから劇的に回復し、また食事も採れるようになりました。どうやら現代医学の領域だったようです。すごいですね、医学。

とはいえ、たろう君コースは厳しいかな…わからんなぁ。もうあとは毎日できることをやって、見守るしかできません。



(ご飯の様子。容器の高さだけでは足りないので、古いパソコンの教本とモロゾフの空き箱で底上げしています)


ひろ太


  

Posted by ネコひろ太 at 13:59Comments(0)ねこ

2024年06月08日

「余命1年」から1年



ちょうど1年前に悪性腫瘍の診断を受け、ひじきが「余命1年」と言われてから1年が経過しました。果たしてこのタイトルでブログを書くことはあるのだろうかと、この1年、何度も思っていました。

紆余曲折ありましたが、ひじきはなんと「元気に」この日を迎えることができました! がんばってなんとかなるような病気ではなかったので、運の要素も大いにあったとは思います。ホントは1年どころか冬までももたないと思っていたのでね。

現在元気といっても腫瘍は口の中に再発したものの他に目の上(頭骨の表面)にも転移しています。目の上の腫瘍のせいで皮膚が引っ張られ右目は完全には閉じなくなっています。そのためにやや眠りにくくなっていると思います。2週間に一度薬をもらいに病院に行ってますが、最近病院に行ったときに口の中の腫瘍も少し大きくなっていると言われました(ここ最近は止まっていた)。目の上のも前よりかは大きくなっています。それでも食事や飲水、排泄など日常生活には今のところ特に問題ありません。アゴの右下半分は取ってしまったので無いのですが、ご飯も上手に食べています。痛みがあるようにも見えません。パッと見た外見もほとんど元の状態と変わりません。大好きなお腹を撫でてもらうのも毎日してもらってます。

腫瘍の成長自体は(緩やかではありますが)止まっているわけではないので、「終わりの始まり」はそのうち突然やってくるのだと思いますが、日々が穏やかなので最近は緊張感がやや薄れ気味です。12月初旬に最後の手術をして3月末に再発が確認され、万事休して完全に看取りモードと思いきやなぜかそこから腫瘍の成長スピードが遅くなり、それでも4月中は看取りの方に軸足がまだありました。5月に入ってもなかなかそんな兆候が見られないと、んん、と少し看取りから重心を戻し、もう少しいけるのではと欲が出てきました。あらためていろいろ調べていると、同様の症状(アゴの骨肉腫の猫)でなぜか特に治療もしないまま4年以上腫瘍と共存しているという例も見つかりました。このまま放っておいたら時間の問題で看取りに入ることになると思います。腫瘍を少しでも小さくするためになにかまだできることはないだろうか…と、今度別の病院でセカンドオピニョンを受けることも検討しています。という感じの現状報告です。






病院で余命1年といわれたときも、「1年」はだいぶ長めにいっているのだろうというのはニュアンスで伝わりました。実際「大学病院で放射線治療をしてもこんなに長くは生きてないと思うので、今の状態はとてもすごい」というようなことを最近お医者さんに言われました。ああやっぱり長めにいってたんだな…と(笑。 

もうだいぶ長いこと闘病生活のような気がしていましたが、まだ1年なんだねとまやろんと顔を見合わせました。1年はけっして短くはないのですけど、それでもやはりまだ1年なんだなと。
この1年はひじきはもちろん、ヒトも他のネコも本当に大変でした。初めてのことばかりで失敗もたくさんしました。いま思い返せばあれもこれももっとうまくできたなと。節目節目でたくさん難しい選択も迫られましたが、最善ではないにしてもなんとか悪くない選択肢を選ぶことはできたのではないかと思っています。
誰よりもひじき本人が本当によくがんばりました。4回の手術(検査1回を入れると全身麻酔5回!)からその都度しっかり回復しました。最後の手術で下アゴを半分取ってからは少しずつその状態で生活を送るのに慣れていきました。とても大変だったと思います。身体的にはもちろんですが、精神的な負担もたくさんありました。あらてめて本当にすごいネコだなと思います。

なんかもうお終いみたいな文になってしまいましたが、幸いなことにまだまだ日々は続いていきます。1年をこのように迎えることができたことに未だどこか現実味を感じられません。今後どうなるかはわかりませんが、日々を楽しみながら最善を尽くせるようにしたいなと思います。



(みんなで鳥さんを見ているところ)



ひろ太

  

Posted by ネコひろ太 at 10:48Comments(2)悪性腫瘍

2024年05月21日

猫の口腔内の骨肉腫



ひじきの悪性腫瘍は骨肉腫という種類です。骨肉腫というのは骨のがんです(辞書的な説明は…省略)。
ひじきの場合は、下アゴの右側奥辺りに軟骨状の腫瘍ができ、次第に大きくなっていくという症状でした。

腫瘍ができた箇所が口の中なので四肢のように大きくマージンを取って切除するというわけにもいかず、また抗がん剤も効き目と副作用や費用その他を比較すると現実的ではなく、基本的にはもう有効な対処はなく。看取るまでにどんな緩和ケアができるか(するか)という状態でした。
直接的にできることは表面に出てきた腫瘍を手術で切除して当面の延命をすることくらい。いずれ再発してしまいますが、それまで良い状態をできるだけ長く保てれば御の字。
といっても手術は当然全身麻酔で行うし(成功しないリスクもあるし、費用もかかるし)、頬を切るので術後の生活もどれくらいたいへんになるか読めず、デメリットは多いです。再発までが半年とか一年などの長さなら検討のしがいもありますが、それより短いとなるとメリットを見出しにくい(実際は1ヶ月前後でした…手術前にはもちろんわかりません)。かといってメリットデメリットなどと単純な話でもなく、手術をするかしないかの判断はたいへん難しいものでした。
結局、腫瘍切除手術は半年の間に計4回行いました。

扁平上皮癌などのべちゃっとした腫瘍の場合と異なり、腫瘍切除手術では、割ときれいにコロっと軟骨状の腫瘍が取れます。そして術後の患部の状態はそこだけ見れば比較的良好です。
ちなみに切除した腫瘍の大きさは、小さいもので金平糖くらい、大きいものでパチンコ玉くらいになっていました。




「猫の」「口腔内の」「骨肉腫」はたいへん珍しいようで、ネット検索してもこの3つが重なる症例はほぼでてきません。
骨肉腫は猫より犬の方が発生率が高く、またふつうは口の中ではなく四肢などに発生することが多いようです。
猫の口腔内の悪性腫瘍といえば、扁平上皮癌やメラノーマ、繊維肉腫などが主で、調べていても骨肉腫に言及すらしていない記事がほとんどでした。それくらいレアケースです。

珍しい症例だからか、ひじきの場合は一般的な骨肉腫の特徴に当てはまらないこともいろいろありました。
例えば骨肉腫はふつう激しい痛みを伴うらしいのですが、ひじきの場合は幸いなことに痛みが発生しているようには感じませんでした(本当のところはわかりませんが…)。また肺などへの転移も骨肉腫の特徴なのですが、長らく他の部位への転移も見られませんでした。


→24年3月には目の上辺りに転移あり。外から触るとコブのように硬く膨らんでいます。前の記事に書いた通りなぜか進行がすごく遅いのですが、それでもジワジワと大きくなっているようです。ご飯を食べれなくなったり、脳など他の器官に影響が出始めたら看取り期間に入ると思います。



(最初の半年は手術を繰り返したのでこんな感じで常に毛がありませんでした)


ひろ太

  

Posted by ネコひろ太 at 23:01Comments(0)悪性腫瘍

2024年05月14日

猫体の神秘



次にブログを更新するのは全て終わってから…などと言っておきながら、実はまだ全然終わってなく。
ひじきはなんと…元気です!

3月末に口の中に腫瘍(ひじきのは骨肉腫というやつです)が発見され、もうこれ以上取れる手立てはなく完全に覚悟を決めたのですが、その後なぜか口の中の腫瘍は、お医者さん曰く、少なくとも大きくはなっていませんとのこと。むしろ少し小さくなったかも?
それと右目と耳の間くらいに転移した腫瘍も外から触るとコブのようにしっかり膨らんで存在はするのですが、進行はストップしている状態。これはもしかしたら少しずつは大きくなっているのかもしれませんが、この一か月半ほどの間、生活に影響を及ぼすようなことはなく。また幸いなことに痛みもあるようには見えません(痛み止めは飲んでますが)。
今までは再発が認められるとあっという間にすごいスピードで進行していたので、これはかなりすごいことです。なぜこんなことになっているのか理由は全くわからず。一応薬やサプリは飲んでますが、これだという決定的なものは見当たりません。お医者さんも不思議そうに、これは割とすごいと思います…などというばかり(笑。
体、生命というのは不思議なものなんですね。神秘だの奇跡だのと胡散臭い言葉も使いたくなってしまいますが、骨肉腫の凶悪性を考えると決して言い過ぎではありません。
こちらとしては看取りの覚悟をしていたのですが、あれ、意外と元気だなという日が1日また1日と過ぎていき、あれれ…となって今に至っている次第。最後の手術から5か月、病気がわかって「余命1年」と言われてから11か月が経過しました。
とはいってももちろん治ったわけではなく、顔の中に爆弾を抱えている状態なので、突然「その日」がやってくるんだとは思います。もはや大きな期待はせずに、日々をそのまま受け止める心境で過ごしています。
それにしてもひじきは元気です。ご飯もちゃんと食べれるし、日常生活に特に不便はありません。最近は新しいサプリを試したのもあってか、前よりパワーが出てきた気もします。病気以前によくやっていた仕草などを久しぶりにやっているのを見つけたりすると嬉しくなります。
週に2回ペースで通っていた病院も、今は薬をもらいに2週に1回ペースで済んでいます。看取ろうと思っていた猫の薬を追加でもらいにいくのは変な感じです。

…というわけで、次回からは病気のことやこれまでの経過を少しずつ書きたいと思います。備忘録なので。







(みんなでベランダの鳩かなにかを見ているところ。ひじきは一番奥にいます)


そうそう、あとこのブログは5月で12周年を迎えました。きなことひじきも12歳です。



ひろ太

  

Posted by ネコひろ太 at 14:42Comments(2)悪性腫瘍

2024年04月17日

奇跡は起こらず



ひじきの様子ですが、3月の終わり頃に口内に腫瘍ができていることが確認されました。約4ヶ月の間何事もないように見えたのですが、見えないところで少しずつ大きくなっていたようです。アゴを取った分だけ表面に出てくるのが遅くなったのでしょう。やはり悪性腫瘍(骨肉腫)は強すぎました。
もう手術はしません。これ以上はイタチごっこになるだけなのは今までの経験からわかっています。比較的健康な今の状態で看取りに入るのがいいのではと思います。

さてその後の経過なのですが、意外な展開を見せています。まず口の中の腫瘍が思ったより大きくなっていかないということ。なぜなのかはよくわかりません。おかげでご飯は問題なく食べることができています。
それから右目と耳の間くらいが膨らんできたこと。どうも口の中のとは別の腫瘍がその辺りにできていて、大きくなっているようです。これはもうダメだ…と思ったのですが、再発が確認されてから2週間以上経った今でも生活に影響するほどは大きくなっていません。涙が少し出る程度です。今までの経験からすると加速度的にどんどん大きくなるものと思われましたが、、どういうことなんでしょう。
おかげで?ひじきはとてもとても元気でこの1年では今が一番調子がいいかもしれません。まあ覚悟は既にしているので、変な期待をすることはもうありませんけど。思いがけないご褒美みたいな期間を、あまり深く考えずに楽しんでいます。これを書いている今もパソコンと私の間に陣取って、アホな飼い主に食事の時間を教えてくれています。


次にブログを更新するときは全て終わったあとかなと思います。



あー、でもやっぱり少し嘘ですね。これだけ元気な様子を見ていると、ワンチャンなんか無いかなという思いは捨てきれていません。



ひろ太

  

Posted by ネコひろ太 at 15:24Comments(2)悪性腫瘍

2024年03月16日

簡単にこれまでの経緯



昨年6月に悪性腫瘍ができていると発覚したひじき。これまでの経過をざっと振り返ります。



[23年6月上旬] 
エサを口から落としたりして次第に食べなくなっていったため病院へ。アゴの右下奥の方に腫瘍のようなものができているとわかる。後の生体検査の結果から骨肉腫という悪性腫瘍であることが判明。寛解は期待できず、「余命1年」と言われる(たぶん「長くても1年」というニュアンス)。できている腫瘍を手術で切除することはできる(が、すぐにまた同じように大きくなってしまう)。

[6月中旬]
さすがにこのまま看取るという判断はできず、腫瘍切除手術をする。無事成功。
頬を切ったりしているので、術後は回復するための期間が続く。その後は状態が落ち着く期間がある。

[8月中旬]
再発が認められる。手術をしないという判断をすれば、看取りとなる。少しの延命のために手術をするのか、難しい判断を迫られる。

[9月上旬]
2回目の腫瘍切除手術。無事成功。
1回目と同様、手術からの回復期、とその後の落ち着く期間がある。そして当然また再発。

[10月下旬]
3回目の腫瘍切除手術。無事成功。アゴの骨を少し削った。

[12月上旬]
4回目の腫瘍切除手術。今回は下アゴの右半分を取った。
手術を重ねるごとに再発するまでの期間もだんだん短くなり、さすがにもう手術をするメリットがデメリットを上回れなくなっていた。しかし前回の手術でアゴの骨を少し削ってしまった影響で、このまま看取りに入ると途中でアゴが骨折してしまう可能性が高かった(その状態はかなり苦しい)。とても難しい決断だったが、よりよい看取りのために下アゴを半分取ることに決める。

…本当に看取りのためにと最後の手術に臨んだわけですが、看取りどころか術後3ヶ月経過しても再発の兆候が全く見られないという驚きの結果が現在なわけです。アゴが無いことで多少不便はありますが、実生活には全く問題ないレベルです。まだまだ油断はできないとはいえ、本当に夢のような展開!! これを書いている現在も特に再発の気配はありません。ひじきは本当によくがんばっています。


ざっと簡単に敬意を振り返りました。細かいことは・・本当にいろいろたくさんあります。。






ひろ太

  

Posted by ネコひろ太 at 11:08Comments(5)悪性腫瘍

2024年02月27日

奇跡が起きているかもしれない



2ヶ月ぶりの更新です。

先にいいますと、ひじきは、、、特に大きな問題はなく、元気です! 最後の手術から約3ヶ月経ちますが、再発の兆候は今のところ全く無いという、ちょっと信じられない状態です。

闘病の振り返り記事を書くのはひじきを看取った後になるだろうと今までは思っていたのですが、こんな状態ならぼちぼち書いていってもいいかなと思ってきました。
これまで細かく書くと長くなるので「悪性腫瘍」としかいってませんでしたが、具体的には「骨肉腫」という種類の悪性腫瘍になります。猫の口腔内の骨肉腫というのはとても珍しく、ネット検索してもほとんど情報がでてきません。レアケースなのでなんとかどうにか類例には無いようなミラクルが起きないかと、この9か月間右往左往試行錯誤してきましたが、、、もしかしたら、、、もしかしてるかもしれません。

次回から少しずつ更新していきたいと思います。



ひろ太

  

Posted by ネコひろ太 at 23:16Comments(0)悪性腫瘍